なぜ加工するの?

加工するのは、どういう時か考えて見ましょう!

1.他の人のベーゴマと区別するために加工する。
2.購入時点で回り方が安定しない時、それを改善するために加工する。
3.見せるために加工する。
4.ベーゴマ勝負で勝つために加工する。

             以上の事が考えられます。


では、上記内容に基づいて加工を考えてみましょう!(昭和時代にあったものです。)

1.区別するための加工・・・簡単です。
 ★マジックやクレヨンによる色付け。・・・回転した時にキレイになるように考えると良いですよ!
 ☆シール等の貼り付け・・・あまり長期間は使えませんが短期決戦なら良いでしょう!
 ★接着剤塗布・・・セメダインなんかを流し込むと光ってキレイですよ!(長期間だと劣化しますが・・・)
  他にもオリジナルなものを考えて自分の個性が出せると鼻高々?ではないでしょうか!
                 
昔のものは、色落ちがひどいので最近マジックペンで色付けしたものです。

2.回転を安定させるための加工・・・道具が必要ですが初級編です。
 なぜ、回転が安定しないか考えてから加工する必要があります。
 床に入れた後に大回りをしながら外に飛び出す事が多いものは接地面のRが大きいものです。
 ★この場合、芯は出ているのでRを小さくするだけで改善されます。
                 
は、角面に合わせ8箇所を中心で交差させる様にヤスリで加工し、接地面を小さくした8面削りのものです。
  4面だけでもOKですが8面の方が見た目が良いです。
は、接地面を減らすには効果的なハリケツです。折れないように注意して下さい。

 他の同じ種類のベーゴマと比較してリキが出ないものは、芯が出ていないためバランスが悪いものです。
 ★この場合は、芯を出さないといけないため、ちょっと難しいかも!
  内容的には接地面のRが大きいものと同じ加工で良いのですがもともと芯がずれている分を補正する必要があります。

3.見せるための加工・・・ここまで削るの大変です。
 ★勝つためではなく、こんな形に削ったとかここまで削ったんだというような見せるための加工です。
  ハッキリ言って勝負にならないものもあります。そんな加工品を紹介します。
 
上段は、未加工の厚ぺ、ペチャです。
中段は、厚ぺの加工品で表側です。・・・角を軽く削ったものから角がないものまで
下段は、厚ぺの加工品の裏側です。・・・4面のみ削った4面削りハリケツです。

昔は、ペ王/中王/高王はホンコ勝負に使用出来なかったので他の種類のベーゴマを使用していました。
その中で厚ぺやペチャが勝負用でした。現在は、初心者でも回しやすい角六を採用しているのがほとんどのようです。
そんな関係で角六をあまり持っていなかったのでお見せ出来る角六の加工品がありません。

4.勝つための加工・・・経験が必要です。
 ★これに解はありません。相手のベーゴマとの比較で説明します。回し手の力量も左右します。
重量が重い・・・同じ高さなら重い方が有利です。
バランスが良い・・・重量があってもバランスがなくては最後のリキ勝負では勝てません。
接触部分が低い・・・同じ重さなら接触部分が低い方が相手を弾きやすいです。

 ※この辺を考慮して全体的なバランスを考えた加工が必要です。
  一朝一夕には出来ないと思います。切磋琢磨して積み上げていくしかありません。

参考になるかわかりませんが加工品の例をお見せします。
   
   

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